【レビュー#4】「青ブタ」あらすじ・キャラ・感想 思春期の繊細な悩みを描いた作品

レビュー

みなさんこんにちは!

モジャです!

さて今日は「青ブタ」の通称で親しまれている「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の感想を書いていきたいと思います。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

――ねえ、キスしよっか。そう言って僕をからかってきた彼女は、しばらくして僕の前から消えてしまった。 図書館にバニーガールは棲息していない。その常識を覆し、梓川咲太は野生のバニーガールに出会った。しかも彼女はただのバニーではない。咲太の高校の上級生にして、活動休止中の人気タレント桜島麻衣先輩だったのだ。数日前から彼女の姿が“周囲の人間に見えない”という事象が起こり、図書館でその検証をしていたという。咲太は麻衣に協力する名目で彼女とお近づきになるが――? 海と空に囲まれた町で、僕と彼女の恋にまつわる物語が始まる。

電撃文庫サイトより

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」は鴨志田一先生によるライトノベルです。

シリーズ累計100万部を突破している大人気作。

アニメ化だけで終わらずに映画化までされており、ファンに愛されている作品です。

キャラクター・声優 紹介

梓川咲太(声優:石川界人)

・本作の主人公。峰ヶ原高校に通う二年生。

・「病院送り事件」という噂のため学校では孤立しているが、本人はまったく気にしていない。

・タイトルにある「ブタ野郎」とは彼のことである。

桜島麻衣(声優:瀬戸麻沙美)

・峰ヶ原高校に通う3年生。

・子役時代に大ブレイクした女優だが、現在は活動休止中。

・気が強いが、お色気ネタで自爆することが多々ある。

・幼い頃から芸能界にいたため礼儀などに厳しい。

梓川かえで(声優:久保ユリカ)

・咲太の妹で中学3年生。

・かなりのブラコンで毎朝咲太のベッドに潜り込んでいる。

・過去のいじめが原因でいまは引きこもっている。

・パンダのことが大好きでいつもパンダのパジャマを着ている。

古賀朋絵(声優:東山奈央)

・峰ヶ原高校に通う一年生。

・リア充グループに所属しているが、本人は息苦しさを感じている。

・方言を隠しているが、焦ったりすると方言が出る。

・お尻が大きい。

双葉理央(声優:種﨑敦美)

・咲太と同級生。

・いつも白衣を着ている理系クール女子。

・咲太が心を許している数少ない友人。

豊浜のどか(声優:内田真礼)

・麻衣の妹で、咲太と同級生。

・アイドル活動を行っておりレッスンやライブなどで大忙し。

・プロフィールの好きなものに「桜島麻衣」と書くほどお姉ちゃんが大好き。

感想

実のところ1話を見た段階で見るのをやめていたんですよね…

だけどフォロワーさんやオタク友達が面白いと言うのでもう一回見てみると、あまりの面白さに家にいる時は永遠にテレビから流れていたと思います!

古賀の話でどハマりしてリアルタイムに追いついた後は毎週放送を楽しみしていました!!

そこから原作を買いに行き、気付いたらどんどん青ブタにハマっていきました!

思春期特有の悩みと向き合う

「青ブタ」は思春期症候群という思春期特有の悩みや葛藤が現実の世界に現れる現象を咲太が解決していくというストーリーで進んでいきます。

その解決方法というのが、また面白い。

どこかの論文に書いてありそうな小難しいことを咲太や理央がわかりやすく説明してくれるので文系の私でもしっかり理解することができました。

「思春期症候群」というSFチックな要素は入っていますが、あくまで世界観は現代日本の高校生たちの日常。

SFだけど現実という反対にある関係性が物語をより面白く魅力的にしています。

やさしくなるために

「思春期症候群」を解決するには原因となるヒロインたちの悩みを取り除くことが必要なのですが、そのヒロインたちの心理描写がとても素晴らしい。

ヒロインたちが抱える問題や悩みが自分のことのように感じられます。

なかでも咲太の優しさには目を見張るものがありました。

実は咲太も思春期症候群の経験者だったのです。

咲太が思春期症候群を発症した時は、周りの理解を得ることができずに自暴自棄になっていました。

そんな彼だからこそ自身と同じ境遇にいるヒロインたちを見過ごすことができなかったんだと思います。

ある時は全力で向き合い、ある時は距離を置いて。

このバランス感覚は上辺だけで相手を思いやっている人間にはできないでしょう。

自分もこんなふうに誰かを助けられる存在になりたいと思わせてくれました。

現代だからこその悩み

この作品は今の時代ならではリアルな悩みを描いていると感じました。

お互いが牽制しあって生まれるクラスの空気や、SNSでのいじめ、みんなと同じでいることへの圧力。

友達といつでも繋がれるようになったからこその息苦しさや不自由さをとても丁寧に描写しています。

そういった点が「思春期症候群」というSF要素がありながら、ストーリー自体はとてもリアルに感じられる点だと思います。

そして今の時代で問題になっているテーマだからこそ、キャラクターたちの葛藤や悩みが胸に刺さるのだと思います。

まとめ

思春期特有の繊細な心をとても丁寧し描写していて、色々と考えさせられる作品です。

アニメは3話で一つの問題が解決していくのでまずは最初の3話から触れてみたらどうでしょうか?

また原作は1巻で一つの話となっているのでそちらから作品の世界観に触れてみるのもいいと思います。

空と海が混じり合い輝きを放っている「藤沢」を舞台に繰り広げられる甘酸っぱい青春をぜひ!

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