【レビュー#9】「さくら荘のペットな彼女」あらすじ キャラ 声優 感想 才能と向き合う青春群像劇

レビュー

みなさんこんにちは!

モジャです!

今日は「さくら荘のペットな彼女」の感想を書いていきたいと思います。

この記事を読むと以下のことがわかります!

見出し

・さくら荘のペットな彼女がどんなストーリーなのか?

・登場人物の特徴や声優について

・私が見た感想とどんな人におすすめできる作品か

気になっているんだけど見るか悩んでいる方は当記事を参考にしてください!

さくら荘のペットな彼女とは

問題児ばかりを集めた学生寮「さくら荘」。平凡な普通科2年生の神田空太は、変人たちに囲まれた生活に嫌気がさし、「脱、さくら荘!」を掲げていた。

さくら荘の監視要員である美術教師・千石千尋に呼び出された空太は、5歳くらいの少女が写った写真を差し出され、駅に迎えに行くようにと言われる。駅に着くと、そこには、どう見ても同い年くらいの、まっしろな少女が一人ベンチに座っていた――。

アニメ公式サイトより

鴨志田一先生によるライトノベルでアニメ化もされている人気作です!

すでに原作小説も完結しておりますがそれでも根強い人気をもつ作品です!

キャラ・声優 紹介

神田空太(声優:松岡禎丞)

・本作の主人公。水明芸術大附属高校(通称:スイコー)に通う2年生。

・一般寮で生活していたが規則違反をしたために変人の巣窟であるさくら荘に引越しさせられる。

・さくら荘の中では常識人のためツッコミ役に回ることが多い

椎名ましろ(茅野愛衣)

・本作のメインヒロイン。イギリスから留学している。

・世界的に有名な画家だが、生活能力が欠如しており介護が必要なレベル。

・日本へは漫画家になるために留学してきた。

青山 七海(中津真莉子)

・スイコーに通う2年生。空太と同じクラス。

・声優志望だが親の反対にあい、自分でレッスン費用を稼ぐことを条件に養成所に通っている。

・大阪出身で、普段は標準語を話すが感情が高まると関西弁が出る。

上井草 美咲(声優:高森奈津美)

・さくら荘に住む3年生。

・アニメやゲームが好きで、個人で制作したアニメが大ヒットしDVD化の話が山ほどきている。

・同じ寮に住んでいる幼馴染みの三鷹仁のことが好きだがいつも適当にあしらわれている。

三鷹仁(声優:櫻井孝宏)

・さくら荘に住む3年生。美咲の幼なじみ。

・美咲の製作するアニメの脚本を務めているが、ネットでは美咲の実力に脚本が追いついていないと評価をされておりかなりのショックを受けている。

・仁も美咲のことが好きなのだが素直になれず、いろいろな女性と関係を持っており空太からは「マハラジャ」と呼ばれている。

赤坂龍之介(声優:堀江由衣)

・さくら荘に住む2年生。空太と同じクラス。

。業界で3本の指に入るプログラマーと言われており、さくら荘のネット環境のすべてを管理している。

・出席日数が足りていればいいという考え方でほとんど学校に行かず、たまに行ったとしてもプログラミングの仕事をしている。

千石 千尋(声優:豊口めぐみ)

・さくら荘の監視要因として暮らしている美術教師。

・ましろとは従兄弟の関係で、ましろの現状を聞きさくら荘で預かる判断をする。

・自称29歳15ヶ月で婚活に気合いを入れている。

感想

この作品はタイトルとあらすじで騙されました笑

最初はよくある学園ラブコメかと思っていたのですが、ラブコメの要素を残しつつ登場人物の心理描写を巧みに描いた青春群像劇でした。

物語のはじめはいわゆるラッキースケベなどコメディ要素が多めでテンポよく進んでいきます!

しかし後半になるにつれて今まで隠されていたさくら荘の人間関係の歪みが表に出てきます。

恋愛、進路、学校生活など様々な場面でもがきながらも前に進んでいくキャラたちにどんどん感情移入していきました!

ましろの生活力の低さ

これはもう致命的ですね!

普段はおしとやかなで謎めいた雰囲気があるましろですが自分で生活をすることができません!

部屋は散らかしてそのまま、着替えを用意してくれないとパンツすら履かないなど今までどうやって生活してきたのか全く理解できないです!

本当は従兄弟でさくら荘の監督である千尋先生が面倒を見るべきなのですが物臭教師である千尋先生がそんなことするわけないです!

そのためましろの面倒を見ることになった空太なのですが初日から振り回されまくりです!

裸で寝てるわ、顔を洗えば制服びしょ濡れにするわ

アニメとして見てるとめちゃくちゃ面白いのですがもし自分が空太と同じ立場だとするとゾッとします(笑)

ただましろの非常識に空太が突っ込むのはこの作品の魅力の一つです。

ボケとツッコミがほんとにテンポがいいのでストレスなく見ることができます!

凡人と天才の間で、もがく空太

さくら荘にいるのは天才ばかりです!

高校3年にして自主制作アニメに商品化の話がたくさんきている美咲。

その美咲のアニメの脚本を担当している仁。

天才プログラマーと言われ業界で3本の指に入ると言われている龍之介。

生活力皆無なのに世界的に有名な画家のましろ。

この4人が自分のやりたいことをやり成功を収めていく姿を見て空太のなかに焦りが生まれます。

そして元々興味のあった新規ゲームの企画立ち上げを行うのですが、大人の事情や自分ではどうしようもできない理由でなかなか企画を通すことができません。

イライラが溜まっていきましろにまで当たってしまう空太なのですが、そこで仁がかけた言葉がかっこ良すぎました!

黒い感情も大事なんだと諭す仁に大人の余裕を感じました!

さくら荘の絆の強さ

寝食を共にしているさくら荘は一般寮と比べて絆がめちゃめちゃ強いです!

なにかお祝い事があれば寮生全員が集まり鍋パーティーをするのが恒例なのですが途中から鍋パーティーをするのが目的なのでは?と思ってしまうほど(笑)

しかし近い存在だからこそぶつかってしまうことも数多くあります!

特に後半はお互いの感情が激しくぶつかり合います!

なにかを成し遂げたい空太、美咲に頼るのではなく自分の脚本の力を認めさせたい仁。

この2人が持つ感情は圧倒的な才能を目の前にして自分のことを無価値だと感じてしまうものだと思います。

こう言った感情は誰しも持ったことがあるのではないでしょうか?

自分より勉強していないのにいい学校へ進学する、努力してやっとできるようになったを簡単に超えられる。

自分が何者なのか認識したい思春期の学生にとってこれ以上ない屈辱的なことだと思います。

それでも乗り越えようとしているのは近くで結果を出している姿を見ているから。

だからこそ負けたくないし、勝ちたい。

さくら荘のメンバーはみんながライバルで、他人を蹴落とすのではなく、自己研鑽をして追いつこうとする姿にとても感動できます!

ここにさくら荘の絆の強さの秘密が隠されていると思います!

特に23話の卒業式のシーンはキャラたちが築き上げてきた絆の強さを感じることができるので本当に見て欲しい!

様々なアニメで卒業式のシーンがあると思いますがこの作品の卒業式は私が今まで見たことがある卒業式の中で一番感動しました!

まとめ

いかかがでしょうか?

この作品はほんとに好きで今でも繰り返して見てるほどです!

才能に蹴落とされても這い上がる主人公たちがカッコ良すぎます!

みなさんもぜひご覧になってください!

思春期に自分たちが抱いた悩みをキャラたちが代弁してくれます!

それでは今回はこの辺りで!

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