【レビュー#3】「千歳くんはラムネ瓶のなか」には男の憧れがつまっている

ガガガ文庫

みなさんこんにちは!

モジャです!

今日はリア充青春ラブコメの「千歳くんはラムネ瓶のなか」の感想を書いていきます!

あらすじ

異色のリア充学園ラブコメ

主人公は、超絶リア充。

『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』

学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。

圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。

仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――? 

wikipediaより

「千歳くんはラムネ瓶のなか」は小学館ガガガ文庫から出版されているライトノベルです!

著者が裕夢さん、イラストはRaemzさんが担当!

1巻の発売から1年も経たずにドラマCD化されたガガガ文庫の注目作!

登場人物

主人公にべた惚れした

この作品に登場するのは正真正銘のカーストトップリア充

一言にリア充といってもキャラクターたちの価値観や性格や背景をきっちり描いているので、それぞれの個性が際立っている。

圧倒的な姫オーラでカーストトップに所属している柊 夕湖(ひいらぎ ゆうこ)

自分が嫌われると思っていないのでスキンシップが激し目。学生時代にこんな子がいたら確実に勘違いをしていた…

少し控えめで大和撫子という言葉が似合う内田 優空(うちだ ゆあ)

すこし落ち着いた感じがとても癒しを与えてくれるヒロイン。

バスケ部に所属している元気ハツラツのスポーツ少女、青海 陽(あおみ はる)

友達のようなサバサバ系女子っていいですよね〜

可愛いと綺麗が合わさって魔性の女みたいな魅力がある、七瀬 悠月(ななせ ゆづき)

夕湖と人気を二分する美少女。陽と同じバスケ部に所属してます。

触れたら壊れてしまいそうな儚さがある先輩、西野 明日風(にしの あすか)

手のひらで転がされている感じがまたたまらない!

元引きこもりで現在進行形でオタクをやってる山崎 健太(やまざき けんた)

とある事情から脱陰キャを目指して奮闘中。目標に向かって頑張る姿はこっちもがんばろって思わせてくれる!

他にも腹黒リア充男子の水篠 和希(みずしの かずき)や単純スポーツバカの浅野 海人(あさの かいと)など個性豊かな魅力的なキャラたちがいっぱいです。

しかしこの作品の一番魅力的なキャラは主人公の千歳 朔(ちとせ さく)です!

初めはただのイケメンリア充なのかと思っていたがそれは大間違いだった。

朔は影でどれだけ悪口を言われてもブレない。それは朔の心の中に大きな信念が根を生やしているからだ。

みんなではなくて仲間をとにかく大事にして、仮に仲間にとっては聞きたくないことでもそいつのためならズバッと言い切る。

そんな美学を持っていて行動も伴っている主人公にベタ惚れした。

こんなに男性キャラのことを好きになったのは始めてかもしれない。

感想

トップにいるものの悩みがある

高校生活においてカーストトップというと勝ち組のように聞こえるがトップにいるからこその悩みや苦悩をとても丁寧に描写してくれている

恋愛、部活、進路と期待をされているからこその悩みであったり、ヒーローのように思われているからこそ仮面を演じ続けないといけない苦しみ。

高校生という大人でも子供でもない曖昧な年代において自分の人生を生きていきたいと思う反面それを実行する実力がないもどかしさ。

だからこそ自分が自分であるために心に大きな根を生やすのが大事なのだと教えてくれた気がする。

別に人に誇れるご立派な座右の銘を用意しろと言ってるわけじゃない。

読書をして自分が気に入った名言でもいい。「モテるために」とか「チヤホヤされるために」とかでもいい。

大事なのはそれを達成するために行動できるのかそこに尽きる。

口だけの人間と言われないために努力をしていこうと思わせてくれる作品だ。

まとめ

感想で少し偉そうな言葉遣いになってしまったがほんとうに言いたいことを言えた気がする!

コミカライズも連載中でドラマCDも作成された大注目の作品なのでぜひとも読んでほしい!

作者の裕夢先生はTwitterをやっているのでぜひとものそいてください!

長くなってしまいましたがこの作品はかっこいい生き方を学べる最高の教科書です!

一度手に取ってみてください!!

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